社会人にとっての勉強は今までのやり方を問い直すチャンス
社会人にとっての勉強は、これまでのやり方が正しいのかを自分に問い直し、今まで学んできたことを忘れてゼロリセットするチャンスだそうです。
常に新しい情報をインプットして自分をアップデートするきっかけとして大事ということですね。
ツール
iPod、ICレコーダー、DVDを駆使して移動時間などにも勉強をするというが多くページを使って主張されていた部分です。確かに満員電車だと本を読むにも一苦労ですからね。PodCastやオーディオブックは活用したいです。
あとは、大人の勉強は「構造化」が重要です。マインドマップのように全体の趣旨を整理しつつ、枝葉を加えていくように覚えていければ理解も早いですね。
その他に言われていたことは、Wikiで自分辞書を作る、単語カードをiPodに、専門誌は読んで重要なところは印刷、ノートに貼り付ける。
環境
シータ波が重要。シータはは脳が情報を収集するときに出る脳波だそうで、例えば知らない場所に放り出されると、生き残るためにその地の情報を仕入れようとするため、シータ波がでるそうです。
喫茶店で勉強すると集中できるということがありますが、あれは普段居慣れた自分の部屋ではないから、緊張感から本能でシータ波が出るために、記憶が捗るそうですね。
同じ効果として、喫茶店以外に、自習室や夜の散歩が挙げられていました。
その他の環境づくりとしては
- 黄色いものを周りに置く
- 書類ボックスに机の上のものを放り込んで整理する
という点が挙げられていました。
時間
短時間勉強やすき間時間、ながら勉強を活用しようというのが趣旨です。
面白かったのは、すき間時間をわざと作り出すという点です。すき間時間が集中できるのあれば、混んでいる急行に乗らずに各駅に乗るというのは聞いたことがありますが、電車待ちの時間を作り出すためにわざと一本電車を乗り過ごすというのも有効な技だということです。時間に余裕もって行動できてないのでこれはちょっと難しいなと思いましたが、面白い発想ですよね。
その他には
- 長時間寝る
- 連休に集中的に勉強する
- 夜はインプット、朝はアプトプット
- 年間計画、勉強カレンダーを作る
- テストで締め切りを作る
というあたりが書かれていました。
習慣
「自分の勉強ボタンを見つける」というのが重要だと。これは学習塾のCMでもやっていた「やる気スイッチ」ってやつですね。
あとは、教える側になった方が自分の勉強になる、という点や勉強仲間を作ってモチベーションを継続するということが書かれていました。
面白かったのは、5年後の自分の姿に名前をつけて見る。ということでした。将来像を思い浮かべる。というのはよく他の本でも書かれていることですが、自分の姿に名前をつけるというのは面白いですね。
試験
正解したものは時間の無駄なのでやらない。丸暗記はしない。ということが書かれていました。情報は1つのものに詰め込みましょう。というのも参考になります。これを見れば書いてあるというノートとか参考書ですね。
語学
ペーパーブックを多読する、NintendoDSで楽しみながら勉強する。カラオケ感覚でシャドーイングする。決め台詞を丸暗記する。ITunesUを聴くというものがありました。
iTunesUは「英語を勉強する」ではなくて、「英語で勉強する」ということで、一石二鳥な気がします。(もちろんある程度聞けないと意味がないですけどね。)
キャリア
ブルー・オーシャン戦略が重要。ブルーオーシャン戦略では減らす、取り除く、増やす、付け加えるが基本だと。
そして忘れがちなのは勉強するだけでなくてそれらをすぐに実践することが重要ということです。仕事に直結することを学ぶのが一番実践しやすいですね。
あとはよく言われることですが、師匠を持つとか若いうちに投資をする。ということが書かれています。