歯痒い状況でも常に冷静にいられる力がすごい
最近「気づけば40歳目前か。以前は40歳前にはもっと昇進、昇給していると思っていたのにな。。。」と思うことが多々あります。
そんなときにふと本屋で目に留まった本がこちらです。
マンデラは二十数年間を刑務所で過ごしたということは知っていました。国を変えたいけど自分は刑務所にいるという歯痒い毎日をどうやって過ごしたのかと気になって読みました。(46歳くらいから27年間投獄されていたんですね)
気に入った言葉
学びのある言葉がたくさんあります。今の政治家にも是非読んで欲しいです。
一時の感情を抑え様々な思考を冷静に判断し、物事をありのままに見ることができることが成熟しているということ
成熟するとは決して不公平や不正に対する怒りや反発を感じなくなってしまうことではないということですね。自分で感情をコントロールすることが成熟するということですね。
勇気とは恐れを知らないということではない。抱いていた恐れを克服していく意思を持つ。それが勇気。
怖いという感情もあるんですね。そりゃ権力を持った当時の政府と戦うんですから恐れもありますよね。自分も変化を恐れずに進まないと。
リーダーには一人で意思決定し、行動しなければならない時がある。行動したあとに組織に対しての説明責任を果たすべきときがある。
仲間全員の合意を得てから行動するばかりではない。リーダーは孤独な時もあるようですね。それでも信頼してついてきてもらえるのは普段の行動があるからなんでしょうね。
王は常にピンと背筋を伸ばし、誇り高い佇まいで意見を聞き、会議の最後にようやく今まで耳にした様々な見解をまとめていった。自分自身の意思をコミュニティの意思より優先させることは決してなかった
マンデラが若いころに目にした光景。こういう経験をちゃんと自分のものにしていくんですね
マンデラは常に物事の良い面を見ようとし、建設的な学びを得ようとする
批判するだけの今の日本の野党とは大違いだ。「建設的」大事です。
自分が優っているときこそ、最大の慈悲の心を持って相手に接しなくてはならない。いかなる状況においても相手を侮辱してはならない。相手の心を大切にしなさい。そうすれば敵はやがてあなたの友となるのだから。
ビジネスの場面でもありますね。ずっと厳しかったお客様がいつの間にか最大の理解者になるということが。
自分に一番近い場所に置いて置くなら内閣に取り込まないてはない。敵から目を話さない。
気の知れた仲間ばかりを周りに置く内閣は良くないというやつですね。政治家もこういう考え取り入れてるんでしょうね。経営者で意識してこう言うことをやってる人はいるのかな。
言い訳は不信感のもとだ。あいまいな「ノー」はストレートな「ノー」よりも人の心を傷つける。また、言う必要のない「ノー」は言わない
難しい。ハッキリ言おう、でも言う必要のないことは言うな。ですか。。。
人間は死ぬ時になって初めて自分が幸せだったかどうかがわかるものだ
きっと自分の信念に従って生きていけば後悔することはないんでしょうね。そういう風に生きたい。
私たちはみんな互いにつながっており、まず「私たち」がありそのあとに「私」が続く。つまり他の人々から孤立した島のように存在する人間などいない。
ウブントゥってやつですね。