マネージャー初心者にオススメ
チームを持つことになってどう運営していけば良いのかわからない人にとっては、他社がどのようにチームメンバーの成長を促すために1on1を実施しているのかがわかって参考にしやすい本だと思います。さらに上位層のマネジメントにとっても他社がどのように1on1を取り入れ、運用しているかを知ることのできる本だと思います。
人事が理想を語らずどうする!
というコラムがありましたが共感できますね。もちろん実現してほしいんですが。
なお、この本はKindle Paper White など小さめの端末で読まない方が良いです。固定レイアウトなので、文字が拡大できずほぼ読み進めることは不可能です。
1on1の最大の目的は「人材育成」
自分のように1on1を受ける部下の立場からすると、1on1はただの進捗報告や悩み相談の場だと思っていました。上司の立場を考えても、ワークロードを把握して仕事量を管理したいんだろうなくらいに思っていました。
ヤフーさんにとっては、うまく自分で考えさせるように1on1をリードしていくことで、部下の成長を促す場として考えているんですね。ワークロードを把握するのではなく、普段の仕事で部下が考えたことを引き出し自分で内省するように導くのが大事なんですね。
1on1を「自分のための時間だった」と感じてもらえることが成功
週に30分とかそういった時間であっても満足の行く時間にしたいですよね。
誰のための時間か?というのを忘れず、部下の行動や学びを引き出して次の行動につながるように促す時間にする心構えが大事ということですね。
もちろん、話を聴いたりするスキルはスキルで必要でしょうけど心構えは必須。
1on1をする技術も必要
心構えの次はスキルです。進捗確認をただ進めているだけではなかなか部下の内省は進まないでしょうね。傾聴とか承認などコーチングで聞いたことがあるようなスキルはやはり身につけないとダメですね。
マネージャーになれたとして自然にできるようになるわけではないでしょうから、意識して研修を受講するなど行動したいと思いました。