英語が話せないのは音声情報への変換処理ボトルネックだった
英語とは全く関係ない本を読んでいて、英会話教室でよく言われていたことが書かれていたので、忘れないうちに書き残しておこうと思います。
下記が引用です。
わたしたちは通常、文章を黙読していても音読と同じように、アタマの中で視覚情報をわざわざ音声情報に変換して処理していることがわかっています。
本来、視覚の情報処理能力は音声よりずっと高く、したがって黙読のスピードはもっと早められるはずなのに、せいぜい「早口で読み上げる程度」までしかスピードを上げられないのは、この音声処理がボトルネッックになっているからです。
これは読み替えてみると、「英語学習をする上では、素早く音声情報に変換する訓練が大事」と言えそうですね。
これを裏付ける、こんな経験をしたことがないでしょうか。
TOEICの試験を受けた人であればわかるかもしれませんが、後半のリーディング試験は時間が足りなくなりますよね。あれは目で読んだものを勝手に頭の中で音声情報に変換しているからなのかもしれません。どうせ黙読なんだから、音声に変えなくても良いのにです。
英語のネイティブスピーカーは150から180語を1分間に話す
私の英語習得の悩みは、ネイティブの会話のスピードに対処できないという点です。
英会話教室で再三言われたことがあります。英語を母国語とする人が音読すると、だいたい150から180語程度を1分間に話すと言われているそうです。
なので、長い英文を1分間に200語以上、声に出して読めることが一つのトレーニングになると言われてきました。実際に、英会話教室でもそのようなトレーニングをしていました。
口すっぱく言われたのが「口より先に目を動かす!」です。これは、引用の中でいうところの、視覚処理能力は高いのでそれを十分に引き出して、それを音声に変換する訓練をするという意味だったのかもしれません。
これまでもなんとなくトレーニングの意義は理解していましたが、これですっきりしたような気がします。