- 歳をとるにつれて「全身快調!」という日がなくなってきた
- マインドフルネスは科学的に裏付けされた瞑想のようなもの
- 脳のエネルギーの80パーセントは雑念に消費されている
- 脳を自動操縦モードから取り戻す
- 取り入れたいと思ったこと
- 最後に、気に入った言葉
歳をとるにつれて「全身快調!」という日がなくなってきた
運動もせずに学生時代からの体力を貯金に働いてきたが40歳目前にして会社で任される仕事の量が増えてくるにつれて、毎日朝起きるのが辛く、翌日に疲れを持ち越す毎日です。土日はぐったり休まないと体が持ちません。
でもよく考えてみると仕事でめいいっぱい身体を動かすわけでもないので、身体は疲れていないんですよね。脳と心が疲れているのかもしれません。
そう思って本屋で見つけて以前から気になっていた本を読むことにしました。
マインドフルネスは科学的に裏付けされた瞑想のようなもの
読んでみるとどうやらマインドフルネスに関する内容のようです。
マインドフルネスとは「脳と心を休ませるための技術群で科学的にも裏付けられたものに進化してきているもの」のようです。
なんとなく、禅とか瞑想とかそういうものは東洋独自の精神世界の話でなぜ世界のエリートに受け入れられてるのだろうと思っていましたが、そうなんですね、科学的な裏付けもされてきているんですね。しっくりきました。
脳のエネルギーの80パーセントは雑念に消費されている
脳にはDMNと呼ばれる回路があり、心がさまよっているときに働くそうです。そして通常、人は半日以上の時間心がさまよっているのです。そのためこのアイドリングのような回路によって80パーセントものエネルギーが消費されるそうです。
アイドリングでガソリンの80パーセントを消費するなんて信じられませんね。
脳を自動操縦モードから取り戻す
マインドフルネスはこうした心がさまよっている状態から、今に注意を向けるために脳の構造を変えるための技術、トレーニングのようです。この本の中では次のような技術が紹介されていました。
- ラベリング
- 歩行瞑想
- メッタ
- ブリージングスペース
いずれの技術も意識を自分でコントロールするというような内容だと理解しました。今自分がしている呼吸に意識を置いたり、歩くときの地面との接地を意識したり脳を自動操縦状態から取り戻すというのが共通する考えのようです。
取り入れたいと思ったこと
怒りへの対処(RAIN)
- 怒りを認識する(Recognize)
- 事実を受け入れる(Allow)
- 身に何が起きているかを検証(Investigate)
- 怒りと自分を同一視せず距離を取る(Non-Identification)
雑念(モンキーマインド)を振り払う
- 駅にいることをイメージ
- 電車が来る(電車にはいっぱい雑念が乗っている)
- ホームに止まる
- 電車が去っていく(雑念も去っていく)
メッタ(ポジティブ感情を育てる)
- 呼吸を10分
- 慈しみたい人を心にイメージ(妻と子供)
- それによって起こる身体感情の変化に注意
- その人たちに向けてフレーズを思い浮かべる「あなたが様々な危険から安全でありますように」「あなたが幸せで安らかでありますように」「あなたが健康でありますように」
最後に、気に入った言葉
薪木を燃やし続けるには木の間の空間が必要。それこそが休憩である