最近、自分の今後のことを考える機会が多かったので、こちらの本を読みました。
- 作者: フィリップ・マグロー,勝間和代
- 出版社/メーカー: きこ書房
- 発売日: 2008/09/27
- メディア: 単行本
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「過去」に自分の「現在」「未来」両方を支配されるのは嫌だ
自分が一番印象に残ったのはこの部分。
過去の出来事によって作られたフィルターを通じて世の中を見続ければ、過去が自分の現在と未来の両方を支配していることになる
過去に起こったことをクヨクヨして考えて「嫌なことを思い出した。新しいことを始めようと思うけどまた失敗するかもしれない。今日は気持ちが乗らない。早く寝よう。」というのがよくあります。たまには気分転換にもなるしいいか。とも思うのですが、これが典型的な例なのかもしれません。
人生を変えるには自分を変える
「自分が正しければ問題は勝手に解決する」というのは誤った思い込みだそうです。
「自分は正しいことをしてきたからいいことがあるはずだ。」「仕事を頑張ってきたから給料が上がるはずだ。」「清く正しく生活してきたから恋人ができるはずだ」では何も起こりません。
「流れに身をまかせるのではなくて計画的に生きる」
これが重要ですね。
私も身の回りのことで「そのうち変わるだろう」と思っていたことがありましたが、昨年、このままでは結局何も変わらないと気づいて行動をしました。その結果、いくつかは変わりましたし、残りも徐々に変わり始めているように思います。
毎日をもっと主体的に生活しないともったいないですね。
「人生をより良くするためには、今日は何をしたら良いか?」
こう自分に問いかけながら、毎日を生活していきたいと思います。
許すのに相手の協力は必要ない
これもグッときました。どうしても許せない人がいます。もう許したと思っても、また亡霊のように嫌な思い出が蘇ってきて、やっぱり許せない!と考えてしまうことがあります。でもそうやって人を憎んでいては、自分の心を変えてしまうというのが著者の主張です。
「許す」というキーワードを聞くと、重松清さんの作品をすぐに思い出します。
ぜひ、読んでみてください。