読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

とにかく、ひたすら

普段の生活で考えたことを「とにかく、ひたすら」書きためていきます。主に読書感想、ライフハック、英語学習や野球を扱います。

外資系コンサルの知的生産術 プロだけが知る99の心得

読書
巷にある溢れる、ロジカルシンキングよりも、それを行動に結びつけるための心得が重要だと著者は考えているようです。通常のビジネスで使うような思考方法は、一般的な人のロジカルシンキングで十分だという。
知的生産性というのは「思考の技術」そのものよりも、「情報をどう集めるか」とか「集めた情報をどう処理するか」といった「行動の技術」、いわゆる「心得」によってこそ大きく左右されます

 

この辺りは、評論家ではなくて最終的に行動に移してもらって結果を出さないといけないコンサルティング業界の方らしい発想なのかもしれません。ちょっと意外でしたが。
 
外資系コンサルの知的生産術 プロだけが知る「99の心得」 (光文社新書)

外資系コンサルの知的生産術 プロだけが知る「99の心得」 (光文社新書)

 

 

この本の中では、著者が考える、99の心得を次のような5つにカテゴリ化して説明してくれます。
  1. 知的生産の「戦略」
  2. インプット
  3. プロセッシング
  4. アウトプット
  5. 知的ストックを厚くする
 
以降で、順番に要点を書いていきたいと思います。

知的生産の「戦略」

 何よりも重要なのは2つです。

  • 「誰に対して届けるのか」
  • 「顧客の期待値を知る」

 マーケティングにおいて重要なのが「差別化」であるのと同じように、どのような知的生産物を生み出せば、この局面で成功するか?という戦略を策定しなければ、知的生産も成功につながりません。

そのために重要なことが先に挙げた2点です。(と読み取りました)
 
「差別化」と言うと、「競合との差別化」が意識されがちですが、知的生産の現場においては、「顧客が既に持っている知識との差別化」が重要になります。
 
これは良く考えてみると、そのとおりですよね、いくら高度な内容だとしても、顧客げ「既に知っている」ものを提供されても、何も嬉しくないですからね。
 
このためにも、前述の「誰に対して届けるのか」、「顧客の期待値を知る」が重要とわかります。
 
そのためには、
  • 関係者のマップを作成した上で、彼らの悩みや問題意識を整理し、誰に向けて知的付加価値を届けるかを決める
  • 顧客が何を知りたがっているかを明確化する
これにくわえて、さらに、顧客が求めている成果物の品質レベルも明らかにすることで、最低限の労力で、顧客の満足を得られることができると主張しています。
 

インプット

「質のよい一次情報を得る」ことが知的生産の根幹
これが、この章で一番大事なことです。
そして、1次情報を得るために必要なのが、インタビュー。
 
じゃあどうやってインタビューに臨めばいいか?についてはヒントが書かれています。
  • 質問を明確に語尾まで言い切ることが求められるわけで、そのために一度きっちりと質問文として紙に書き起こしてみる
  • 良い質問はわからないからできるのではなく、全く逆に完璧にわかるからこそできる。そのために準備をする
  • 事前にアウトプットを意識してから、インタビューする
ただし、このように事前準備をするからといって、インタビュー時には、全く準備した通りに進行すればよいかと言われるとそうではないようですね。
 
インタビュアーはインタビューガイドからインタビューの流れが離脱していくことを恐れてはいけない。実際インタビューするときはガイドは捨てる。のが良いようです。
 
これを読んで、スティーブジョブズのプレゼンの話を思い出しました。
 
彼は一つのプレゼンをするために、自分が話す内容をすべて書き起こすそうです。そしてその紙に沿って何度も何度もプレゼンの練習をして、最終的にはその紙を捨てて、自分が思う通りに話すんだそうです。
紙で話しているうちは、情熱が相手に届かないんでしょうね。
 
あと、この章で述べられていたのは、仮説を立てて臨むが、仮説は反論されてナンボ。
反論されてさらに良い仮説になる。
ということ。

 

スポンサーリンク

 

 

プロセッシング

集めた情報を処理するフェーズですね。

情報を集まったのに解が見えないのはどちらかの状態にあるようです。

  • 情報の集め方が悪い、足りない
  • 問いの立て方が悪い
著者の基本的な考え方として、、ビジネスにおけるロジカルシンキングでは差が出ない。問いを正しく立てて、必要な情報を正しく集めれば、解は出ると考えています。よって時間を掛けても解が出たいのは上記のような状態だと言えます。
 
「一時間考える」というのはあり得ず、考えるのはたいてい一瞬のことだといいます。
一時間も手が動かないというのはすでに悩んでいる状態だと。
 
そして、プロセッシングする際には、人に話すことが良いといいます。
理由は下記です。
  • 他人のプロセッシング能力を借りられる
  • 他人に話すことで自分の考えが整理される

その他、勉強になった部分は
  • 関係者間で議論の中心になる用語が厳密に定義されていること
  • 帰納すれば無理そうだけど、演繹して必然性を導けない以上、ブレイクスルーがあるかもしれないと考えられるセンスがイノベーションにつながる

アウトプット

まずアウトプットする際に重要なのは、座標軸上の任意の点を明らかにするということ。ゴールを明確にしましょうということですね。

 

そして重要だと思ったのは、「説得ではなく、納得が必要」という言葉です。主語が違いますもんね。

 

知的ストックを厚くする

見送っていい常識と疑うべき常識を見極める選球眼を持つ。

その選球眼を鍛えるのが厚い知的ストックだと著者は考えています。
 
そしてその知的ストックのための読書法について、1冊の本を読んで興味を持ったテーマや疑問に関して別の本を読むというよに、数珠繋ぎに読んでいくのが良いと言っています。
 
自分の関心や身の丈に合わない本は読んでも効果がないと。自分の関心が向いたり、身の丈に合ってきたときに読めばいいということです。
ただし、心地よいインプットばかりしてるのもダメ。つまり、自分と同じ主張の本ばかりを読んでるのはダメだということ。
  
Kindle Voyage Wi-Fi、キャンペーン情報つきモデル

Kindle Voyage Wi-Fi、キャンペーン情報つきモデル

 

 

 
以上、ありがとうございました!