著者の国道に対する愛情が溢れ出ている本でした。
Amazon の Kindle 本セールで、タイトルになんとなく惹かれて買いました。
国道って、そこら中にありますが、どうやって番号振ってるの?一番短い国道は?車が通れない国道がある。実は海を通る国道がある。数十回も県境を越える国道がある。などなど、個人的には非常に興味深い内容がたくさんありました。
登山道や階段が国道として指定されてるところがある
そんな馬鹿な。と思いましたが、あるんですね、実際に。
なぜ?という質問には、その道ができるまで、できてからの歴史を知る必要があるようです。深いです。
高速道路と国道の境目って
名阪国道。これは高速道路じゃありません、国道です。遠足のときにバスで通ってたのを思い出します。
自分が運転していないと、あれだけ継ぎ目ない感じで、高速道路の西名阪自動車道、東名阪自動車道と接続されてたら、なかなか気づきませんよね。
こういう道路にもいちいち意味があるらしいです。戦略というか。
記録保持国道
いろんな記録を持った国道が紹介されてましたけど、最も急な坂を持つ国道の話が面白かった。
国道じゃなくて市道ですが、CMで有名になった「ベタ踏み坂」の写真が載っていましたが、これで勾配6.1%なんですね。目の錯覚ってすごいと思いました。
「ベタ踏みだろ?」 CM話題の江島大橋の坂、実際は…:朝日新聞デジタル
国道指定されている道で急なのは、国道308号線にあるらしいです。
その勾配はなんと、31%だとか。
こういう、初心者が興味本位で行ってみようと思うと、大変な目にあることから、マニアの間では、国道は「酷道」とも呼ばれるらしいですね。
だんだん道が細くなって、Uターンすらできず、延々と細い道を走るしかないというような国道もあるそうなので、国道の始点から終点まで走ってみよう!というのもなかなか勇気のいることのようです。
と、こんな感じで、非常に面白い本でした!
以上、ありがとうございました!