年末に放送してた番組、面白かった。
下記のような制約はあるものの、現役プロ野球選手である4名が一体、どんな選手をどんな理由で選んで、チーム作りをするのか?
興味津々。
ルール:
- 短期決戦を想定し、ドラフトでチームを作る
- 2014年に日本プロ野球に在籍したすべての選手を対象
- 外国人は投手野手合わせて1人のみ
チームは下記の3チーム
それぞれのチームで選択された選手と、選択した理由、個人的な感想は下記の通り。
チーム阿部
極端なチーム編成。
「おれは野球分かってる。超一流選手いなくても、作戦で勝てる。」って雰囲気がプンプンして、選手選考の理由が中途半端で面白味に欠ける。
阿部監督は、策に溺れて負けるパターンな気がしますね〜。
興味深いのは、「おそらく短期決戦を考えると、相手が右投手だから、左打者を並べた。ただし、バレンティンは爆弾。」という点。
今の日本プロ野球で左投手の絶対的なエースが少ないということを意味してるんでしょうね。
- 右 雄平(ヤ)
- 二 藤田(楽)
- 左 バレンティン(ヤ)
- 三 筒香(横)
- 捕 森(西)
- 一 阿部(巨)
- 遊 鈴木(ロ)
- 中 松本(巨)
- 投 金子(オ)、牧田(西)、大谷(日)
5番に森を入れたことについて、「後ろに僕がいるから、気楽に打ってください」って、今年の成績で何言ってんの?という気がしたんだが。。。キャッチャーから解放される来季が楽しみですね。
抑えの大谷っていうのも確かに見てみたいな。でも抑えだと二刀流ができなくなっちゃいますねー。
チーム松田
「超人軍団」というコンセプトのもとで選手を選んでいて楽しい。松田監督は長嶋監督タイプかな。選手采配というよりかは、いい選手を集めて、それら選手を気持ち良く働かせるのが上手そう。
打順の並べ方は別にして、谷繁以外は3割打者だし、他のチームより圧倒的に強そう。
- 右 糸井(オ)
- 遊 鳥谷(阪)
- 二 山田(ヤ)
- 一 中村(西)
- 左 内川(ソ)
- 中 丸(広)
- 捕 谷繁(中)
- 三 松田(ソ)
- 投 前田(広)、菅野(巨人)、摂津(ソ)
松田チームにいた、井森美幸さんの発言が最高。
「谷繁選手で一息ついた後、またクリーンナップが始まる。」
確かに!!今の谷繁にバッティングは期待できないからね。
しかし、八番から(投手を除けば)、松田→糸井→鳥谷 って打線はすごい。
鳥谷を選んだ理由が、「体鍛えてるから超人軍団にふさわしい」っていうのも、松田っぽい。
チーム則本&藤浪
みんな若い選手で将来の日本を背負う選手なんだろうけど、小さくまとまってしまった感じが否めない。
藤浪が「抑えは抑えやっている人がやるべき」としきりに言ってたのが興味深い。これが投手の本音だろう。一流投手ならどこでも大丈夫だろうと思うけど、実際の準備だったり気持ちの部分では、やっぱり適正があるんでしょうね。
そういう意味では、侍ジャパンでも抑えを西野がやってるのは、小久保監督も同じ考えなんだろう。
- 三 西川(日)
- 二 菊池(広)
- 中 柳田(ソ)
- 左 中田(日)
- 右 大谷(日)
- 一 銀次(楽)
- 遊 今宮(ソ)
- 捕 島(楽)
- 投 則本(楽)、高橋(西)、西野(ロ)
全体を通して
セ・リーグ情けない
セ・リーグ:12名
パ・リーグ:21名
やっぱり、同一リーグの選手を選びがちなんだろうけど、セリーグの選手少ないですね。
チーム則本&藤浪に至っては、セ・リーグの選手1人のみ。。。
特に投手が少ないですね。前田、菅野だけですか。。。
左の絶対的な投手がいない
左投手は、高橋だけですね。球界を見渡しても、今回選ばれていない左投手を考えてみても、杉内、内海、能見なんかはいますが、絶対的か?と言われると、クエスチョンですね。阿部は、抑えの大谷を取れなかったら、能見だと言ってましたが。
キャッチャー難
兼任監督やってる谷繁とか、森が選ばれる(打撃では評価されるんでしょうが)くらいですからね。侍ジャパンのためにも、球界として一流のキャッチャーを育てて欲しいところです。
なんだかんだで、すごく面白い番組でした。やっぱり、野球好きな芸能人、出演者が野球について話してる番組っていいなと思う。
大晦日にやってた、ビートたけしや爆笑問題のようなスポーツそんなに詳しくないだろ!っていう芸能人が司会するよりも、とんねるずの石橋貴明とか、SMAPの中居くん(野球のみ)がやる番組の方が個人的には好きですね。
以上、ありがとうございました。