とにかく、ひたすら

普段の生活で考えたことを「とにかく、ひたすら」書きためていきます。主に読書感想、ライフハック、英語学習や野球を扱います。

延長50回の伝説 もう一人のエースの存在

敗者に笑顔あり! 高校軟式野球“延長50回”の伝説、崇徳・石岡樹輝弥君に独占ロングインタビュー「自己中だから投げられた…」 - スポーツ - ニュース|週プレNEWS[週刊プレイボー

 

もう2週間も経つんですね。高校野球好きにはたまらん記事です。

この記事読んで元気になりました。(連休中なのに疲れてたのかよ!という突っ込みは置いておいて。)

 

チームカラーはそれぞれだけど、強いチームの秘訣はやっぱり結束力

あの延長戦、再試合の中で、チームメートのことを考えて、あえてこういう傍目から見ると厳しい言葉を投げかけられるという話を読むと、チームの結束力を感じられますね。

こういう風に言われると、肩に入っていた変な力が抜けて楽になりますよね。スポーツに限らず、こういう言葉で救われることってあると思います。

石岡 「点とってあげれなくて、ごめんな」って、野手がよく言ってきてくれるんですが、「いいよ、いいよ」って期待している言葉をあえて言わずに、ストレートに「ほんまチャンスに弱いなー、さっさと点取れや」って。笑いながら、あえてストレートに返すんです。そしたら向こうも笑いながら「わかっちょる、わかっちょる。次は絶対、点とるけん!」って。それを聞いて、また僕も笑ってるみたいな。 

自分も、これが言えるようになりたいですけど、相手に対して素直に思ったことを口にするのって、下手すると心にグサッと突き刺さってしまいかねないので、本当に相手の気持ちを汲み取れていないとできないですよね。

 

そして、相手の気持ちを汲み取ることができているのは、以前のエントリで挙げたように、多くのやりたいことを犠牲(言い方悪いかもしれません)にして、長い時間を共有してきた仲間だからですね。

監督は選手たちが試合にかける想いを知っている - とにかく、ひたすら

 

これは、チームメートだけじゃなく、監督、マネージャー、部長の先生、選手たちの家族、OB/OGも含めて言えることだと思います。

 

 

もちろん、崇徳高校だけでなく、中京高校のエピソードも素敵ですね。

「あいつのために!」って考えてプレーしてるからこその感情だと思いますし、そう思わせている中京の松井君も凄い。(凄いとかいう言葉しか出てこなくてすみません。)

-中京の野手の中には、松井君に申し訳ないと泣きだす選手もいたそうですが。

 

もう一人のエースの存在

いたんですね。申し訳ないことに知りませんでした。

重松君も投げたかったでしょうね。誰しもが自分が試合に出て活躍したいと思うに決まってます。でも、交代しなかった。

石岡君がこの試合にかける思いを知っているからですよね。ここまで投げて相手投手より先にマウンドなんて降りたくないっていう気持ちは、ピッチャーをやっていたら理解できるからでしょうか。

 

一方、石岡君も重松君の投げたい気持ちはわかっていたはずで、そのためにこの試合に勝って、決勝はお前が投げろって考えていたんだと思います。

(石岡君は自分は自己中だと言っているので、勝ってたら、あわよくば決勝も投げて完封してやるぜ!って思ってたかもしれませんね。)

石岡 45回が終わった日の夜に、監督が「明日は重松でいく」って他のチームメイトに話してたというのを、4日目の朝に聞いたんです。でも自分としては、やっぱりマウンドを譲りたくなかったんで、朝、重松君と話して。「最後まで投げたいか?」って聞かれたから、「絶対に投げたい」って。続けて、「俺がこの準決勝を絶対勝つから、おまえは決勝まで待っといてくれ」って言うと、重松君も「わかった」って。

 

崇徳 対 中京 の再戦を国体でもまた見たい!でも他の高校も頑張ってほしい!

 本人の希望通り、崇徳 対 中京 を国体でもまた見たいですね。

石岡 はい、準決勝が終わって話しました。「ごめん」って謝りました。重松君は「気にするな、俺は国体で暴れるけー」って(笑)。

そのためには、崇徳のもう一人のエース、背番号1の重松君!あなたの出番ですよ!
思う存分暴れてください!

 

総体は10月13日からのようですね。下記のトーナメント表を見ると、うまくいけば両校は決勝で対決ですね!(この日程もタフだなー。。。)

トピックス|公益財団法人日本高等学校野球連盟