最近、この本を読んでます。
ベースボールと日本野球 打ち勝つ思考、守り抜く精神 (中公新書)
- 作者: 佐山和夫
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2014/02/07
- メディア: Kindle版
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ベースボールと日本野球―打ち勝つ思考、守り抜く精神 (中公新書)
- 作者: 佐山和夫
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1998/08
- メディア: 新書
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まだ読んでいる最中なのですが、 この本の中で、とても面白い内容を見つけました。
それが、アメリカでプロ野球球団ができたころのポジション別の給料に関する部分です。
投手・・・2000ドル
捕手・・・2000ドル
一塁手・・1500ドル
二塁手・・2500ドル
三塁手・・3000ドル
遊撃手・・2000ドル
外野手・・1500ドル
三塁手の給料が最も高かったというのは、どう解釈すればいいのだろうか。投手はまだ下手から投げていた時代。サード方向へひっぱる打撃が主体で、一塁への遠投もこなせるとすれば、一番信頼できる選手をそこに置くのが常識だったということだろうか。
面白い。確かに、球が遅いと3塁に飛びそうですよね。学校の体育の授業でやるソフトボールとか、球技大会とかだと、たいてい、野球うまい人がサードとかショートとか守備機会が多いところ守りますよね。当時は左打者とかもあまりいなさそうだし。
で、現代の日本のプロ野球はどうなんだろうと思ったわけです。
データはないかと探すと、過去のこちらのブログでまとめられたデータが見つかりました。
野球の「法則」〜守備位置について考える: 輝く瞬間〜賢介ファン的ファイターズ応援ブログ〜
すると、チーム全体の守備機会のうち各ポジションがどれくらいを占めるかというと、
一塁手・・24.8 %
二塁手・・14.7 %
三塁手・・6.7 %
遊撃手・・12.0 %
外野手・・16.5 %
捕手・・20.3 %
まさか、一塁への送球も守備機会に入るの?
そのようです。ベースを踏んでの刺殺(フォースプレイ)も守備機会に入るようです。
今の守備機会の定義から考えると、(守備だけを考えれば)一塁手が一番の高給取りのはずですが、じゃあ、推定年俸が一番高いポジションはどこか??
を見ましたが、投手、捕手、内野手、外野手だと、内野手が一番高いようですが、内野手をポジションごとに分けたデータはないですね。確かに、選手登録は、細かい分類ないですもんね。。。
こちらから、それぞれの選手をポジション別に分けて平均計算しようと思いましたが、断念しました。
ただし、MLBでは下記ソースから見ると、DHが1番、一塁手が2番でした。
MLB average salary up 5.4 percent to $3.39 million - ESPN
守備機会と一致しているとも取れますが、DHが一番高給なことから考えても、打つ方の貢献度合いが重要視されますよね。
興味があるかたは読んでみると面白いですよ
ベースボールと日本野球 打ち勝つ思考、守り抜く精神 (中公新書)
- 作者: 佐山和夫
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2014/02/07
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