目的意識を強く持つと英語力は向上する
今でもそれほど流暢に話せるわけではないですが、個人の経験から確信していることがあります。それは、目的意識を強く持つと、英語力は向上するという点です。
「なんとなく将来必要になるかもしれないから、英会話を勉強しよう。」
こういう考えで英会話を始める方が多いのではないかと思いますし、私もその一人でした。もちろん、これも立派な理由ですが、これだと弱いです。
私が英会話の勉強を始めたきっかけ
私が英会話を勉強し始めたのは、4年前です。
当時、会社の自席の電話に転職エージェントから勧誘目的で英語の電話がかかってきたのですが、何も言えずに黙って切ってしまうくらいに英語、そして外国人に対して苦手意識がありました。
そこで、なんとなく「電話に英語で答えられたらカッコいいかも」と思い、ちょうど知り合いが不要になった英会話教室の受講権利を譲りたいタイミングが重なったことをきっかけに英会話教室に通い始めました。
当時の私の英語力といえば、
- TOEIC 500点後半から600点前半
- 外国人がオフィスにいたら下を向く
- 英語のセミナーを聞いたらわからなくて眠くなる
- 海外出張をほのめかされたら笑ってごまかす
という状態でした。
目的意識を持ち始めたきっかけ
英会話教室に通うようになって、外国人と話をするという度胸は若干つきました。
ただ、1年半ほど続けても、ほとんどTOEICの得点は上がりませんでしたし、英会話教室以外で外国人と話したこともありませんでした。おそらく真の英語力は全然ついていなかったのでしょう。
なぜか。これは、目標・目的がはっきりしていなかったことが原因だと思います。
たとえば、私には次のような目標・目的がありませんでした。
- TOEICの点数を800点取りたい
- 海外旅行に行って現地の外国人と会話して友達になりたい
- 海外出張に行っても不自由なく仕事をしたい
- 英会話は不要で、英語メールの読み書きさえできれば良い
というような目標や目的がありませんでした。最後のは極端な例ですが、これはこれで明確な目的意識がありますよね。
ちょうどそのころ、海外のエンジニアと仕事をする機会があり、上司に電話会議の仕切りをするように指示されました。
断ることはできないので、会議までに必死に台本を作って臨みました。 会議の冒頭は、なんとかやり過ごしましたが、意見が飛び交いだすと、何を言っているかもわからないし、どう会議を進行すればよいかもわからず、結局、上司に助けを求めて終わりました。
このときの経験が悔しくて、英会話教室に通う意識が変わりました。
私が英語を勉強する目的
まず目的は下記のように絞りました。
外国人エンジニアと電話会議でも意見交換できるようになり、自分の意見を通し、仕事の成果を上げる
これを細かく落とし込んでいき、以下の目的に沿った授業を受講するようになりました。
- 世間話や旅行に必要な会話は不要
- 相手も英語が母国語でない場合もあるので、きれいな英語である必要はなく伝わればよい
- まずは聞き取ることが大事
その後私はどうしたか
もともと通学型の英会話のAEON に通っていましたが、その受講レッスンも見直し、さらに、オンライン英会話で、以前はスラリーe、現在は DMM英会話を使うようになりました。
通学型の英会話教室にいけばもちろん上記のような目的の相談にも乗ってくれますし、オンライン英会話でもたとえば、英語での会議の進め方の練習がしたいと言えば、そのような授業を進めてくれます。