とにかく、ひたすら

普段の生活で考えたことを「とにかく、ひたすら」書きためていきます。主に読書感想、ライフハック、英語学習や野球を扱います。

読んだ本の内容を忘れない技術を身に付けたい!

読書の効果を高めたい

そう思って読みました。

せっかく買った本なのに内容をあまり覚えていない。という経験が実はよくあります。普段本を読んでいても何となく文字をなぞっているだけで全然頭に入っていないと感じることがあります。これではダメだなと思ったのが本書を手に取ったきっかけです。

 

本を読んだ=内容を説明できる&議論できる

「本を読んだ」という会話をするとき、「どんな内容だったの?」と聞かれるケースってありますよね。そのときに「すごく良かったよ。」「参考になったよ。」というような返答をするケースないでしょうか。

これって内容を理解できていないからなんですよね。何となく良かったというのはわかるけど、具体的にどこがと聞かれると困る。

これでは本を読んでいないのと何も変わらないということですね。

 

スポンサーリンク

 

どうやって本の内容を記憶に残すか 

1週間に3回アウトプットをする

これは脳科学的に裏付けられた法則です。忘却曲線とかあれですね。著者はアウトプットとして次の4つを実践しているそうです。

  1. 本を読みながらメモをとる、マーカーでラインを引く
  2. 本の内容を人に話す。本を人に勧める
  3. 本の感想や気づき、名言をFacebookやTwitterでシェアする
  4. Facebookやメルマガに書評、レビューを書く

4は今のこのブログが該当しますし、私はKindleで読書してますが、Kindleでもハイライトをつけながら読んでいるので私は1週間で2つのアウトプットをしています。

1つ足りません。本当は2を実施すれば記憶が定着しますし、理解が深まる気がするのですが、なかなか自分の読んでいる本の内容を話すのは恥ずかしい気持ちがあってできません。

なので、今後は3を実践しようかなーと思っています。

 

今日はここまで読む!と目標設定をする

制限時間を設けて緊迫感を持って読書することで、集中力が高まり、記憶に関連する脳内物質が分泌されるそうです。だらだらと読んでしまいがちですが、家を出る前に今日はここまで読むまで家に帰ってこない。とか決めると一気に読書が捗るかもしれませんね。

 

人間の脳は「自分の能力よりも少し難しい課題」に取り組んでいるときに最も効率化する

著者の主張はこうです。そして問題の難易度を変える方法は2つあると述べています。1つが「本を読むスピード」もう一つが「本の内容」です。

少し難しい内容を読むと途中で挫折することがあったので、「短い時間で読む」ことも脳には少し難しい課題となるという点は意外でこれから使えそうな内容でした。

少し難しい難易度の本を探すというのは結構難しいので、スピードで脳への負荷を加減するというのは今後使っていきたいと思います。そうすれば、入門書からもっとはずかしがらずに読めますね。

 

長続きして達成できる目標の立て方が分かる『目標の達人』になれる

長続きしない目標を立てていませんか?

毎年目標を立ててはいるけど、何となくしっくりこないし、最初の数ヶ月だけは意識してるけど長続きしない。

そんな経験ないでしょうか。 私はほぼ毎年そうです。(年始に目標を立てるというのが間違っているのかもしれませんが)

 

お盆休みの機会に自分の考えを整理しようと思い、以前読んだ本をひっぱりだしてきて再読しました。

この本は、どこにでもいる普通のサラリーマン(住宅のセールスマン)が、仕事の休憩(サボり)で立ち寄った公園で老人と出会ったことをきっかけに、人生を自らの手で変えていくストーリーです。

老人から課される宿題を考えることで「目標」「仕事の目的」「人生の目的」について学んでいきます。

 

目的、ゴール、目標、ビジョンという言葉の意味はすべて違う

まず、最初に勉強になったのは、「目的」、「ゴール」、「目標」、「ビジョン」という言葉の意味はすべて違うという点です。老人の課した最初の宿題がこれらの意味の違いを考えるというものでした。

 

「目的」:成し遂げようと目指す事柄

「ゴール」:目的のための最終的な目印

「目標」:目的を達成するために設けた目当て。ゴールまでの途中の目安や通過点として置くもの

「ビジョン」:ゴールを手にした瞬間に見る鮮明な光景

 

まず、この定義を読んで、自分がこれまでに立ててた「目標」は、「目的」や「ゴール」から考えられたものではなかったということに気づきました。目標よりも大きな目的に沿ったものではなかったから納得感がなかったのだと思いますし、達成しても充実感のようなものを得られなかったのだと思います。

目的がしっかりしていれば、1つの目標を達成したからといっても、それはあくまで通過点なので、燃え尽きることもないでしょうね。

 

そして、個人的には、上記4つの中では「ビジョン」が重要だなと思いました。これが自分が一番意識できていなかった点です。

やはり、視覚的なイメージがあると目指しやすいですし、少しくらいつらくなっても、そのイメージを思い返せばあきらめずに続けられるような気がします。

好きな車の写真なんかでもいいそうです。

 

スポンサーリンク

 

目的、ゴール、目標、ビジョンを宣言することが重要

そしてこれらを明確にして宣言することで、次のような効果が表れると言っています。

  • 目的に共感する協力者が現れる
  • 意識が変わるので、目に見えるものが変わり、情報をキャッチできるようになる 

確かに、何かをやることを宣言をすると、周囲の目が気になるのもあって、中途半端ではダメだという意識が芽生えてますね。そうしているうちに、すぐにではないですが、自然と自分に情報が集まるようになってくるという感覚は、仕事をしてきた中でも感じたことがあります。

 

「不言実行よりも有言実行」というやつですね。

tossk.hatenablog.com

 

決断とは勇気をもって今あるものを手放し、新たなか道を選び、その道を進むこと

自分の人生の目的に向かっていく上で、例えば転職のような決断をする機会はあると思います。その際に、今あるものを「手放す」ということをしないと、新たな道には進めないという話がありました。積み上げていくことも大事ですが、それに固執するだけでなく、新たにゼロから積み上げていくことも大事ですね。

本の中で主人公は、自分のやりたいことが「人を育てる」ということだと気づいて、ある程度やりたいことも安定した生活もできるポジションを捨てるという決断をしています。

こういう決断ができるのも、最終的な人生の目的がはっきりしているからですね。

 

目標文の主語は必ず「私は」として、いつ・何が・どうなっているかという、状態文で書く

今まで全く意識したことがなかったかもしれません。よく目標を書き出すときに、ToDoリストの項目のように、やるべきことを列挙するような書き方をしていました。

主語を私とするのは、すべての目標を自分でコントロールできるものにするため。目的やゴールは自分でコントロールできない場合もあるが、目標は自分でコントロールできるものにするということだそうです。

水泳の試合で「金メダルを取る」はゴールにはなり得るが、目標とはなりえない。ということのようです。目標とするのであれば、「XXXというタイムを出す」なんですね。

相手が自分より良い成績を出すかどうかは自分ではコントロールできないですからね。

 

大変勉強になりました。

「千円札は拾うな。」安田佳生 サンマーク出版

 

残業をやめれば給料は増える?

足元ばかり見ていて、大きな変化を恐れていたら成長できませんよ。というのがこの本の趣旨です。

成長するとは変化をすることで、変化をするというのは、何かを捨てること。

あなたは目の前に落ちている千円札を捨てることができますか?

(私は千円札を拾いつつ、変化もしたいですが)

 

仕事のスピードアップは無駄

無駄な努力をする人は仕事を繰り返しやって、スピードアップをして満足する。

一方で成長できる人は、今までのやり方をすてて、抜本的な問題解決をできる人。例えば、自分でやらずに人に任せてしまう。コンピュータに任せてしまうというようなことですね。

松下幸之助は、下請けの会社に中途半端な要求をしなかったという例を挙げていました。中途半端な要求をすれば、無理をしてなんとかなってしまう。一方で、劇的な要求をすれば、大きく変わるしかなく、それは下請け会社の成長にもつながるという話です。

 

自分にモノを合わせるのではなく、良いモノに自分を合わせていく

「こんな高級品、自分には似合わない」と考えることは多々あります。が、その考え方は自分の変化(=成長)を止めているんだと、著者は主張しています。

良いモノが似合うように、自分を合わせていくことが自分を成長させるためには必要だという考え方です。

着るものもそうですし、使うお金もそうです。大きな決済権を与えなければ、社員は成長しない。という考えなんですね。

 

スポンサーリンク

 

まとめ

まずは借金を作るところから始めよう!など極端な主張もありますが、変化を求めていくという点は、忙しく毎日を過ごしていると忘れがちなので、もう少し意識していこうと思いました。

「突き抜けた存在になる!」という私のミッションステートメントの1つを実現するためにも参考になる書籍でした。