- 才能やIQよりも大事な能力「グリット」
- 「やりたいこと」を絞り込み、「やらないこと」を決める
- 好きでもないことはうまくなれるはずがない
- 成功するための練習がある
- 「人の役に立っている」というのが目的
- 成功に終わりがなく、失敗は致命的ではない。大切なのは勇気だ。
才能やIQよりも大事な能力「グリット」
「自分にはそれほど優れた能力はないが、歯を食いしばって頑張っている。」そういう人には勇気をあたえてくれる本かもしれません。そうは言っても、ただ単純な根性論が繰り広げられるわけではなく、どうやったらやり抜くことができるのか?について述べられています。
「やりたいこと」を絞り込み、「やらないこと」を決める
毎年年始にやりたいことを100個書き出している私、出鼻をくじかれました。
成功するには「やるべきこと」を絞り込むとともに、「やらないこと」を決める必要があるというのが本書の主張です。
その理由は、一つでなく複数の目標を描こうとすると、「中位の目標」を書いてしまうからだそうです。
私は下記のエントリで書き出した100個のリストは「目標」という意識で書き出したつもりはないのですが、このような小さなものにこだわって不毛な努力を続けても意味がない。ということですね。
「やり抜く力」といっても、取捨選択をしてから、やり抜きましょうということでした。
このことからちょっと学んで、ピラミッドの下位の目標に関しては、臨機応変に態度を切り替えるということをやっていこうと思います。
年始に100個上げましたが、あまり自分の目標に役立たなさそうなものはどんどん削除、新しいものを追加していくことにしました。
好きでもないことはうまくなれるはずがない
なぜなら努力できないからです。
- 興味を持ったことを楽しむ
- 少しでも上達する
- さらに興味を持って楽しく取り組める
という良い循環を回していくことが大事なんでしょう。
ただし、スキルの進歩は「数年ごと」に「3段階」なのだそうです。なので、最初に挫折しないことも大事。
成功するための練習がある
上達するには1万時間という話があります。しかし、ただ単純に長い時間練習をするよりも、より効率的にするには、「意図的な練習」が必要だそうです。つまり、楽な練習はいくら続けても意味がないということですね。
エキスパートの練習とは次のようなものだそうです。
- ある一点に絞って、ストレッチ目標を設定
- しっかり集中して、努力を惜しまずに、ストレッチ目標の達成を目指す
- 改善すべき点がわかったあとは、うまくできるまで何度でも繰り返し練習する
早速今後の自分に取り入れたいのは、改善すべき点を知るためにちゃんと記録をとるという点です。
「人の役に立っている」というのが目的
幸福になる方法は「快楽を追うこと」と「目的を追うこと」だが、目的を追う方が長く続くという調査結果があるらしい。
そして、この目的の立て方は、同じことをやっていても人によって違うという話が興味ふかい。レンガを積む仕事をしている人に、「何やっているの?」と聞いた時に、
- レンガを積んでいるんだよ
- 教会をつくっているんだよ
- 歴史に残る大聖堂を造っているんだよ
という答えがあるが、3つの答えをできる人は、レンガ職人が転職と言えます。
こういう仕事を見つけられたら本当毎日楽しいだろうなと思いますね。転職は受け身の姿勢ではなく、自分から積極的に行動して探さないと見つかりそうにないですね。
成功に終わりがなく、失敗は致命的ではない。大切なのは勇気だ。
やり抜く力が強いということは、厳しい練習を毎日、何年間も続けること。やり抜く力が強いということは、7回転んだら8回起き上がること。