とにかく、ひたすら

普段の生活で考えたことを「とにかく、ひたすら」書きためていきます。主に読書感想、ライフハック、英語学習や野球を扱います。

プレイングマネージャーの教科書

自信が無い管理職ほど成果を出せる

勇気付けられる話ですが、これからの時代のマネージャーは「ハブ型マネージャー」と呼べるもので、部下をパートナーで、メンバーは同志という考え方をするそうです。

これまでマネージャーに向いていないとされていたような、控えめな下記のような人こそ、相手の様子を伺うことができるマネージャーとして成果を出せる人間だそうです。

  1. 自信が無い
  2. やる気がない
  3. やりたくない

時間的な余裕が無いなら日々のコミュニケーションを型にはめる

プレイングマネージャーというのは得てして時間がありません。そうした場合にコミュニケーションをおろそかにするのではなく、型にはめることが良いそうです。

  • パターン化
  • 習慣化(カレンダーに入れる)
  • 仕組み化
  • マルチタスク化

特に、習慣化というのは使えそうです。

例えば、毎日16時から18時の間は部下とのコミュニケーションのためにブロックしておく。というものです。さらにそれを宣言しておけば、部下も気兼ねなく話しかけられるということですね。

これをやると忙しくて部下とのコミュニケーションができないことはなくなるでしょうが、自分の仕事をする時間が減りそうですけどね。

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上司は指導よりフォローに注力すべき

仕事で失敗していたから自分は部下に対する指導ができない。と考えるのではなく、失敗を経験しているからこそ、部下の様子を感じ取り、自分の失敗に基づきフォローをすることができるというのが主張です。

頼もしい上司を望む人は多そうですが、指導せずに部下から言葉を引き出す方が、部下の成長を促すことができます。

組織における優秀な人は人を動かして成果を出せる人

仕事とは人との関わり合いであるという本質を表す言葉ですね。

ただし、親しさではなく、ビジネス上の信頼関係を築くことが大切。そのためにはコミュニケーションが大事

コミュニケーションを機能させるには 

相手をよく知り、自分がまず動き、場回しするを整えることで初めて機能する。

そのためには下記のようなテクニックが必要そうです。

  • スタート前の根回しが重要
  • 先陣を切って提案をする
  • 挨拶大事自分から
  • 良い話悪い話?と聞いて悪い話を受けやすくする
  • できる部下にはプロ意識に頼る
  • 人の部下には直接コンタクトしない
  • 時間がかかることにイライラしない
  • 褒めるときはみんなの前、叱るときは一対一

 

成果をあげる能力は身につけられる 経営者の条件

成果をあげるには

成果をあげた人が持っていた習慣は下記の8つ

  1. なされるべきことを考える
  2. 組織のことを考える
  3. アクションプランをつくる
  4. 意思決定を行う
  5. コミュニケーションを行う
  6. 機会に焦点を合わせる
  7. 会議の生産性をあげる
  8. 「私は」ではなく「われわれは」を考える

自分は6の視点が不足しているような気がした。何か起こっている問題を解決するのは得意だが、新しい機会を捉えて何かを成し遂げるという視点が欠如している。

 

成果をあげる力は習得可能

成果をあげるためには、成果をあげるための能力が必要で、知力や想像力や知識というのは「限界」を設定するだけらしい。
成果をあげることは1つの習慣で、実践的な下記のような能力の蓄積だという。
  1. 何に自分の時間が取られているかを知る
  2. 仕事ではなく成果に精力を向けること
  3. 強みを基盤にする
  4. 優れた市議とが際立った成果をあげる領域に力を集中する
  5. 成果をあげるような意思決定を行うこと
そして、これらがこれ以降の章で解説されている。

 

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汝の時間を知る

成果をあげるには、まとまった時間が必要。
時間を記録する、整理する、まとめるという三段階に渡るプロセスが時間管理の基本。
時間の管理方法3つは下記
  1. すべての仕事について全くしなかったならば何が起こるかを考える。何も起こらないが答えであるならば、その仕事は直ちにやめるべき
  2. 他の人でもやれることは何かを考える。自らが行うべき仕事を移譲するのではなく、自らが行うべき仕事に取り組むために他の人にできることを任せるのが移譲
  3. 自らがコントロールし、自らで取り除くことのできる時間浪費の原因を排除
自分は、圧倒的に2が足りない。2ができないと管理職にはなれないだろうというのは理解するが、そもそも移譲する誰かがいないというジレンマ。 アイデアとして書かれていた下記の「自由な時間をまとめる方法」は今の時代、自分の仕事でも使えるアイデアだと感じた。
  1. 週に一回自宅で仕事をする
  2. 会議を同じ日にまとめる
  3. 毎朝自宅で仕事をする

どのような貢献ができるか

組織の成果に影響を与える貢献は何かを問うことが必要。

人の強みを生かす

カーネギーを表す言葉が印象に残った。

おのれよりも優れた者に働いてもらう方法を知る男、ここに眠る 

上司としての視点だけでなく、部下としての心構えについても書かれいた。

  • 「部下は、成果をあげるには、上司の強みを生かさなければならない。」
  • 「上司の弱みを強調したのでは、部下の弱みを強調した時と同じように意欲と成長を妨げる」
  • 「成果をあげる官僚は、新長官は何ができるかを考える」

最も重要なことに集中せよ

成果の上がらない人は下記のような特徴がある。
  1. 1つの仕事に必要な時間を過小評価する
  2. 急ごうとする
  3. 同時にいくつかのことをする
全部自分に当てはまります。あれこれ手を出さずに集中が大事ですね。

意思決定とは何か

「何が受け入れられやすいか」からスタートしても得るところは少ない

決定を行動に変えなければならない

自ら出かけ確かめることを怠れば、適切でも合理的でもなくなった行動に固執することになる

 

成果をあげる意思決定とは

意見の不一致は必要

  1. 組織の囚人になることを防ぐ
  2. 選択肢を与える
  3. 想像力を刺激する
成果をあげるものは意図的に意見の不一致を作り上げる。そうすることによって、もっともらしいが間違っている意見や不完全な意見によって騙されることを防ぐ
 
 

頑張ってるけど成果が出ない。一流と二流の違いは"GRIT"(やり抜く力)

才能やIQよりも大事な能力「グリット」

「自分にはそれほど優れた能力はないが、歯を食いしばって頑張っている。」そういう人には勇気をあたえてくれる本かもしれません。そうは言っても、ただ単純な根性論が繰り広げられるわけではなく、どうやったらやり抜くことができるのか?について述べられています。

 

「やりたいこと」を絞り込み、「やらないこと」を決める

毎年年始にやりたいことを100個書き出している私、出鼻をくじかれました。

成功するには「やるべきこと」を絞り込むとともに、「やらないこと」を決める必要があるというのが本書の主張です。

その理由は、一つでなく複数の目標を描こうとすると、「中位の目標」を書いてしまうからだそうです。

私は下記のエントリで書き出した100個のリストは「目標」という意識で書き出したつもりはないのですが、このような小さなものにこだわって不毛な努力を続けても意味がない。ということですね。

「やり抜く力」といっても、取捨選択をしてから、やり抜きましょうということでした。

tossk.hatenablog.com

 

このことからちょっと学んで、ピラミッドの下位の目標に関しては、臨機応変に態度を切り替えるということをやっていこうと思います。

年始に100個上げましたが、あまり自分の目標に役立たなさそうなものはどんどん削除、新しいものを追加していくことにしました。

 

好きでもないことはうまくなれるはずがない

 なぜなら努力できないからです。

  • 興味を持ったことを楽しむ
  • 少しでも上達する
  • さらに興味を持って楽しく取り組める

という良い循環を回していくことが大事なんでしょう。

ただし、スキルの進歩は「数年ごと」に「3段階」なのだそうです。なので、最初に挫折しないことも大事。

 

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成功するための練習がある 

上達するには1万時間という話があります。しかし、ただ単純に長い時間練習をするよりも、より効率的にするには、「意図的な練習」が必要だそうです。つまり、楽な練習はいくら続けても意味がないということですね。

エキスパートの練習とは次のようなものだそうです。

  1. ある一点に絞って、ストレッチ目標を設定
  2. しっかり集中して、努力を惜しまずに、ストレッチ目標の達成を目指す
  3. 改善すべき点がわかったあとは、うまくできるまで何度でも繰り返し練習する

早速今後の自分に取り入れたいのは、改善すべき点を知るためにちゃんと記録をとるという点です。

 

「人の役に立っている」というのが目的 

幸福になる方法は「快楽を追うこと」と「目的を追うこと」だが、目的を追う方が長く続くという調査結果があるらしい。

そして、この目的の立て方は、同じことをやっていても人によって違うという話が興味ふかい。レンガを積む仕事をしている人に、「何やっているの?」と聞いた時に、

  • レンガを積んでいるんだよ
  • 教会をつくっているんだよ
  • 歴史に残る大聖堂を造っているんだよ

という答えがあるが、3つの答えをできる人は、レンガ職人が転職と言えます。

こういう仕事を見つけられたら本当毎日楽しいだろうなと思いますね。転職は受け身の姿勢ではなく、自分から積極的に行動して探さないと見つかりそうにないですね。

 

成功に終わりがなく、失敗は致命的ではない。大切なのは勇気だ。

やり抜く力が強いということは、厳しい練習を毎日、何年間も続けること。やり抜く力が強いということは、7回転んだら8回起き上がること。