大腿骨に乗る感覚を意識するだけでねこ背は治る!
体の仕組みを知ることが大事
今まで読んできたねこ背解消本で一番の当たりでした。本来あるべき姿勢というのを体の仕組みから教えてくれました。
まずは呼吸の話から入ります。深呼吸したときの体の中の動き、なぜお腹が引っ込んだり、膨らんだりするのかなどを説明してくれます。正しい深呼吸をするのも、自分の胸、お腹の中で何が起こっているかを理解すれば良いという話です。
膝で立つとねこ背にならない
ねこ背についてはまず、正座した状態から、お尻を浮かして膝を立てた状態で立つとねこ背にならないはずで、それが本来の姿勢だというのが著者の主張でした。
実際に膝で立ってみると、私の場合確かにねこ背になりませんでした。
本来の姿勢は脚の骨で上体を支えている
膝立ちになっているとき、大腿骨が上体を支えています。この大腿骨の上に乗るという感覚が非常に重要だそうです。膝立ちの場合には良い姿勢が取れるのに、普通に立つとなぜねこ背になるかというと、つま先側に体重が乗っているからだそうです。
つま先に体重が乗ると、バランスをとるために腰が引け、そして頭が前に出る。というのがねこ背のメカニズムのようです。
よって、正しく立つためには、かかと(脚の骨の上に上体を乗せる)という感覚が重要なようです。
実際、私もその感覚を意識してみると、特に上半身に力を入れなくても自然に背筋が伸びている気がしました。
体のバランスが崩れるからカバンはリュックが良い?
他に読んでいて印象に残ったのは、体のバランスが崩れるから片方の手で重たいものを持つというのは良くない。という世間で常識になりつつあることも、「それだけで体のバランスが崩れるようであれば、それは体の方に異常があるということだ」と言っています。長時間荷物を片手で持ったとしてもそのバランスを修正するような機能は普通備えられているということですね。
英語が話せないのは音声情報への変換処理ボトルネックだった
英語上達には音声情報への変換処理ボトルネック解消が必要
英語とは全く関係ない本を読んでいて、英会話教室でよく言われていたことが書かれていたので、忘れないうちに書き残しておこうと思います。
下記が引用です。
わたしたちは通常、文章を黙読していても音読と同じように、アタマの中で視覚情報をわざわざ音声情報に変換して処理していることがわかっています。
本来、視覚の情報処理能力は音声よりずっと高く、したがって黙読のスピードはもっと早められるはずなのに、せいぜい「早口で読み上げる程度」までしかスピードを上げられないのは、この音声処理がボトルネッックになっているからです。
これは読み替えてみると、「英語上達には、素早く音声情報に変換する訓練が大事」と言えそうですね。
これを裏付ける、こんな経験をしたことがないでしょうか。
TOEICの試験を受けた人であればわかるかもしれませんが、後半のリーディング試験は時間が足りなくなりますよね。あれは目で読んだものを勝手に頭の中で音声情報に変換しているからなのかもしれません。TOEIC試験中に音読はできないので音声に変えなくても良いのに音声情報に変換してしまっているんですね。変換が早ければ良いのですが。
英語のネイティブスピーカーは150から180語を1分間に話す
私の英語上達に関する悩みは、ネイティブの会話のスピードに対処できないという点です。
英会話教室で再三言われたことがあります。英語を母国語とする人が音読すると、だいたい150から180語程度を1分間に話すと言われているそうです。
なので、長い英文を1分間に200語以上、声に出して読めること(音読)がすごく大事なトレーニングの1つだと言われてきました。実際に、英会話教室でもそのようなトレーニングをしていました。
音読のトレーニングをする際に口すっぱく言われたのが「口より先に目を動かす!」です。これは、引用の中でいうところの、視覚処理能力は高いのでそれを十分に引き出して、それを音声に変換する訓練をするという意味だったのかもしれません。
英語上達=ボトルネック解消には音読トレーニングしかない
これまでもなんとなく音読のトレーニングの意義は理解していましたが、これですっきりしたような気がします。
音声変換ボトルネックを解消するように地道に音読トレーニングしたいと思います。
やりたいことリスト100個を書き出す方法
- 自分の役割を知る
- ミッションステートメントを書き出す
- ミッションステートメントに基づいて今年のやりたいことを書く
- 理想は計測可能、達成可能で期限付きだが気にしない
- 「書き出す」「見返す」という行為が重要
自分の役割を知る
私は普段生活をする中で次のような役割を担っています。
- 夫
- 息子
- おじさん
- 弟
- 部下
- 友人
- 先輩
- チームメイト
- 講師
私の場合は上記の通りですが、例えばお子さんのいる方であれば「親」という役割もあるでしょうし、語学学校に通っていれば「生徒」としての役割もあると思います。これは、毎年変わることですので、毎年振り返ることが必要です。
余談ですが、この役割が多いほど、1つの役割で挫折したときのダメージが小さいと言われています。例えば、孫子は危機を前に選択肢の広さにこだわったと言いますし、選択肢を多く持つことは人を健康にすると作用があるとも言われます。
ミッションステートメントを書き出す
それぞれの役割で、自分はどういう価値観で行動するか?ということを私は「ミッションステートメント」として手帳に毎年書き出しています。ミッションステートメントは、本来の意味はどの役割にも共通の「自分にとっての憲法のようなもの」だと思いますが、各役割における自分の価値観のようなものとしています。
例えば、「部下」として私は「ほどほどではなく突き抜けた存在になろう」というミッションステートメントを書いています。
また、「チームメイト」としては「時間を貢献のために使おう」というミッションステートメントを書いています。
ミッションステートメントに基づいて今年のやりたいことを書く
先ほどの「部下」という役割において書き出した「突き抜けた存在になる」ために、
- 今年何に力を入れるのか?
- そのために何がしたいのか?
を書き出します。考えるべきことは「作戦」で、突き抜けた存在になるためには、「XXXという分野で社内で一番詳しくなる」といった方針を立てます。そこから、必要な資格だとか、習慣化すべき普段の行動をやりたいことリストに追加するということをしています。
理想は計測可能、達成可能で期限付きだが気にしない
理想は理想。ということであまり気にしません。今の自分の力からは到底達成不可能かもしれないことも気にせずに書き出すようにしています。100個書き出すのはキリが良いからであって、全部達成しなければいけないわけではないからです。
「書き出す」「見返す」という行為が重要
100個という量は非常に多いですが、手帳の見開きページに書き出せるくらいの量です。一度書き出してしまえば、来年も使える(可能性の高い)リストです。
手帳に綺麗にリストしようと思うとなかなか大変な作業ですが、書き出すことが意識につながると思って必ず書き出すようにしていますし、見返さないとすぐに忘れてしまうので、暇があるたびに、読み返すようにしています。そのときに気づかないうちに達成していた項目があると嬉しいものです。